2018.03.01.金曜
施工の様子
エクステリアを通じた暮らしのお手伝い①
今回の施工の様子は、4回に渡ってのストーリー。
以前にエクステリアやお庭の工事をさせていただいたお客様から
ご連絡をいただきました。
写真は建物横を通って、お庭にむかうところ。
お庭には芝生が広がり大きなウッドデッキとテラスがあります。
周りは田んぼで、日当たりはバツグン!
でも浜松ならではの風の強い日には、
ビックリするほどの風圧を身に感じることも。
そんな中、適度に風を和らげながら、明るさも確保できる
ご提案をさせていただく事に・・!
この開放的すぎるお庭が、機能的で親しみのあるお庭へと
変貌していきますよ。
でも、その前に・・!
とっても大切なお話が・・。
実は、このお庭リノベーションのご提案をする前に
ご相談を受けたキッカケの内容というのが・・
「解体する事になった実家の樹木を移植できないか?」
というお電話でした。
ご実家を見に伺ってみると、そこには沢山の樹木や草花が。
お施主さまが、小さい頃から育ってきた環境。
移植が出来そうであれば・・。
そんな思いを大切に、お施主さまのご希望と
庭あそとしてのアドバイスも合わせてセレクト。
ちなみに・・
「移植」というのは、字のごとく移動して植えること。
販売されている鉢上げしてあるものや、根巻きのしてある
樹木に比べると、適応していた場所から掘りあげられ
移るので、枯れるリスクも伴います。
費用面を考えれば、同じ種類の樹木を買ったほうが
安く済むのが現実です。(特殊なものでない限り)
通常、当社では植え込んだ新設樹木には枯れ補償を
付けているので万が一、枯れてしまった時も無償で
植え替えしているのですが、
移植に関しては、やはり補償を付けられないのが事実。
手厚く保護して移植しても、枯れるリスクはやはり高いのです。
*リスクが高いと言っても、新設用に比べた場合の程度です。
*樹種により移植に強いものもあります。
そんな条件をもってでも、長年いっしょに過ごしてきた
植物を大切にしたいという気持ちに応え、
最善の方法で移植をする事に。
いろいろな思い出もあるだろう、そんな樹木の中から
移植の出来そうなものをピックアップ。
そして場所をあらたに植えつけです!
移植に耐えやすいように、枝や葉を最小限にまで落として
ついでに樹形を整えます。
キンモクセイをはじめ、ナンテンやアジサイ、バラもあります。
強風で根っこの成長に影響が出ないように、
しっかりとした支柱で固定します。
移植された植物たちも、何だか活き活きして見えますね。
豊かな暮らしに必要で大切なモノって、
こういったコトなんだろうなと思いながら・・
次回はお庭の板塀調パーティションのお話です。