2017.06.03.日曜
施工の様子
プライベートビーチのある邸宅③
さて、前回からの続き。
だんだんと形が見えてきたエクステリア。
仕上げていく素材や質感、色合いによってイメージは全然変わります。
この場所だからこそ、その建物だからこそ出来上がる空間価値。
エクステリアによっても、その価値は大きく変わるんですよ。
海側の大きく広がるタイルデッキも出来上がり、外壁の仕上げに取り掛かって行きます。
下地のブロックの上に、モルタルで中塗りをとり、そしていよいよ塗り壁の仕上げです。
しっかりと養生を行い、決められた仕上げパターンで塗り壁を
仕上げていきます。
面積の広い場合には、塗り壁材の乾きも考えなければいけません。
全面を同じように、キレイに仕上げていくには材料管理も大切。
出来上がり時には、まったく見えない職人さんの配慮。
わずかな気温や日照で硬化が早まる材料を、よい状態で塗るための細工。
こんな小さな気遣いの積み重ねで、素敵な出来上がりに近づいていくのですね!
前回お伝えしました、メインのエントランス階段。
その蹴上げ面は、ブラックで引き締めたアイアン素材をチョイス。
タイル仕上げになってくるアプローチに対して、素材を変えてアクセントに!
そしてその真っ直ぐな直線美が、エントランスに気品とモダンさを加えます。
アプローチの途中にも、ゆったりとした幅をとった階段を設け、
駐車場側からの高低差を解消していきます。
高さの違った横の花壇も、中塗りが施され直線ラインが際立ちます。
前回に写っていた謎の箱抜き!
実はコレフロアに埋め込むアッパーライトだったんですね。
横の壁面にやさしく反射して間接照明の役割を果たします。
LED仕様ですので、電気代もECO。そしてメンテナンスもフリーに!
早くこの光が優しく照らしだすエントランスファサードが見てみたいです!
施工の途中からワクワクすることがいっぱいです!
ガレージ前のタイルも一部先行して仕上げていきます。
600角という大判のタイル。
広いスペースでは小さなタイルを使用すると、見た目がすこし煩くなることも。
勾配をゆるく取れる時には、こんな60㎝もある大判タイルもオススメです。
塗り壁仕上げも海側からだんだんとエントランス側へ仕上がってきました。
それでは次回。終盤に近づいてきた模様をお伝えします!