こちらのお客様は、ご新築中の段階でご相談をいただきました。

まだ足場養生が建物を包んでいる状態。

お話を伺うと、建物は平屋で、作りも普通とは少し違うらしい。

これは興味を持ってしまいます。

足場養生の内側へ入らせてもらうと、早速気になってしまうのが

奥へと長くつながる軒天の板材。

素材感いっぱいに溢れるレッドシダーのような木目。

この自然な表情とラインがとっても素敵です。

そんな訳で、今回の外構デザインは「線」をテーマに、

デザイン。

そして、少し変わったアイテムを組み入れてご提案。

機能性と合わせてご覧ください。

いよいよ、養生足場のベールを脱いで、建物の全景が見えて来ました！

間口、奥行ともに「水平な線」が印象的。

どうやら雨樋は無しなんだそう。

雨樋がないと、こうもスッキリ見えるものなんですね。

道路側では、切り替えの木製壁がアクセントに！

黒一色のシンプルな外壁に温かみを加えているようです。

とっても素敵な切り替えデザインポイントでしたが、こちらの空間は、

建築の方で目隠しフェンスを付ける予定だそうで、隠れてしまう訳ですが・・。

確かに、道路に面した外壁面。

大きな窓もあるので、やはり住まい手の機能性も大事ですね。

・・と言うことで、外構工事スタートと同時に、道路面の壁も

造作が始まりました！

こちらは、土留めを兼ねた境界ブロックを。

基礎になる部分の土を掘っていきます。

隣の畑もお施主さまの土地ですので、土留めブロックは低くデザイン。

それでもベースとなる基礎はしっかりと掘って施工します。

道路面の目隠しとなるフェンスも、だんだんと出来上がってきましたね。

こちらの素材も軒天や切り替え部分と同じ木材だそう。

経年変化による味わいが楽しめそうな逸品。

フェンスの天端はあとで切りそろえるので、現在はでこぼこ。

この感じも、意外とイイですね。

でも！今回はシンプルな「ライン」という事で・・、

このように、スパッと切りそろえられました。

一方、建物の反対側は・・、

駐車スペースになるべく、コンクリートの下地作り。

地盤に砕石を敷いてシッカリ転圧。

コンクリートのひび割れが起きにくい様、

念入りに施工いたします。

見えなくなる場所ですが、とっても大事なんです。

下地とは思えないほど、きれいな面になっています。

そして、その周りを囲うフェンス。

今回はトラス構造のデザインが印象的なこちらのフェンスをチョイス‼

植物が絡みやすいように立体的になっています。

そして強調される「線」。

植物がフェンスを覆うまでの間も、

空間をもたせつつ、境界としての存在感をだしてくれるはず！

次回、続きをお楽しみに。