【前編】からの続き・・。

道路側の木製フェンスが切り揃えられ、機能性のあるエクステリア作りが開始いたしました。

駐車場側では、カーポートが建ち、足元のコンクリートも

奥側は打ち込まれた様子です。

前回にご紹介した、トラス構造式の植物専用フェンスも

設置されました！

その後、傾斜部分のコンクリートも打たれ、駐車場空間が出来上がってきます！

ところで、写真のカーポート。

一般的な片流れカーポートと比べると、少し変わった形になっているの

お分かりですか？？

実はここ。柱に対して駐車する側には3.0mの間口の屋根。

そしてその反対側にも、0.9mの屋根が出ているんです。

大きな片屋根のバランスを取る様に、飛び出たスペース。

車だけでなく、自転車置き場なども兼用できるカーポートなんです‼

両サイドに4本柱を建てるほど大きくないスペースには、

ちょうど良い大きさと機能性！

そして！

今回このカーポートをチョイスした訳には、もう一つ理由が。

見て下さい。

奥へと長く続く、天然目が印象的な軒の下に、

スッとすべり込んだカーポートの屋根部分。

そうなんです。

車を降りてから濡れずに玄関まで行けるように、

少しだけ軒にかぶらせて設置。

屋根の水勾配も、屋根の軒に出来るだけ合わせる事で、

建物の水平デザインを邪魔しない、「線」を意識した配置なんです！

4本柱タイプのフラット型のカーポートも加工すれば使用可能なのですが、

そうすると勾配の関係で、軒の水平ラインに対しカーポートの傾斜がずれてしまい、

見た目の「線」が、おかしくなってしまうのです。

エクステリアの空間において、大きな面積を占める

駐車スペースとカーポート。

どんなカーポートをどんな配置でプランするかで、

住まい手の暮らし方は変わってくるんですよ。

個人的に大好きな、トラス構造デザインのフェンス！

植物を誘引して育てやすいように、立体的に作られています。

風情ある建物のイメージに合わせて、ブロック塀も少し「味」のある仕上げをチョイス！

見た目的にも優しさ感じるモルタル壁になり、雨で濡れると左官の表情が

浮かび上がるのが面白い‼

一方、道路側の木製フェンス下のブロックも、塗りを加えて仕上げていきます。

コーナーには、強度UPとライン出しを合わせて、定規を取り付けます。

これをする事で、ピシッとしたラインが出せるんです！

そして、こちらもモルタル仕上げ。

先ほどのラフ仕上げとは変えて、コテを使ってきれいに押さえるコテ仕上げ。

面をキレイに出すのには、技術が必要なんですよ。

玄関前から眺めてみると、こんな感じに・・！

シンプルで落ち着いているプライベート空間が出来ました！

玄関前の階段は、建築サイドで墨色モルタルに仕上がり、

経年変化も楽しめる風情ある空間になりました。

モルタルが少しくすんで深みを増し、木製フェンスが日光を浴び

塗装が落ち着きを見せる頃、もっと風合いを増したエクステリア空間になるとお思います。

建物のイメージや形、そして住まい手のライフスタイル。

土地の形や高さ。そして雰囲気。

エクステリアのプランでは、毎回違った条件にベストなご提案をすべく、

庭あそは毎日を向き合っております。

自分の家には、どんなエクステリアが似合うのかな？

どんな要望まで叶えてくれるのかな？

まずは、アトリエ庭あそまで、お気軽にご相談ください。