2021.12.03
地域のホットスポット
まいにちの暮らし
こんにちは。
こちらで暮らしていて気にいっているところは、自然の豊かさとともに、質の高い日常をおくれていることです。
これは私のうれしい誤算なのですが、気賀という場所は浜松駅からかなりはなれているにも関わらず、利便性は東京と住んでいたときとほとんど変わらないことです。
ネット社会になったことも大きいと思いますが、徒歩圏内に郵便局、銀行、コンビニがあるのでたいていのことは事足りてしまいます。
そのうえ静岡県の誇れるなんでもそろうドラッグストア「杏林堂」があり、スーパーもあり、さらに北区役所、保健所、警察署も駅前にあるので、地方で暮らすには必須といわれている自家用車をこちらに住んで数か月は所有していなかったのですが、不自由なく快適に生活ができました。
どうやらこのようにインフラが充実しているのは気賀の街の歴史は古く、江戸時代に東海道の「気賀関所」が設けられ、ひとが集まり商売も盛んな街だったことと関係があるのかもしれません。
そのうえ日々の食生活ひとつとりましても、東京に住んでいたときのような多くのお店はありませんが、徒歩圏内に地元でとれたおいしい野菜やお魚のお店があるので、料理して食べたときの感動は東京のときと勝るとも劣らない日々のごほうびになっています。
今回はそんなわたしの毎日の食生活に欠かせない近所のお店を紹介させていただきたいと思います。
庭あそのお店からも歩いて徒歩3分くらいの「カネモ鮮魚店」という魚やさんです。
カネモ鮮魚さんのFacebookによりますと1890年創業とのことで、とても歴史があるお店です。
いつも常連さんで大変賑わっています。
浜名湖は幅200mの今切口で遠州灘に連接している汽水湖で、湖内に流入する河川からの栄養分が豊富なことから多種多様な生物が育つんだそうです。
この「カネモ」さんはお店に入ると牡蠣、ウナギ、クロダイ、ワタリガニなどの浜名湖産の魚やメヒカリなどの近海魚が並び、奥にはガラスケースにずらっと並んだ浜名湖産のコチ、スズキ、近海産カツオ(ここのカツオのたたきは絶品です!)マグロ、貝類、イカ、タコなどの充実したお刺身コーナー、そしてお惣菜コーナーもたい、コチ、せいご、さわら、カツオ(このカツオのフライも他で食べたことがない絶品です!)などスーパーの店頭ではなかなか見ることのないものが並んでいます。
お店のひとの話では毎朝浜松中央卸市場や寸座にある市場に買い付けにいかれるそうです。
(その昔は日本一小さい気賀魚市場がすぐ近くにあったんだそうです。)
このお店に入るとまるでデパ地下の鮮魚売り場のような品ぞろえと活気を感じます。
(ご家族で経営されている店員さんたちもみなさん元気で親切ですばらしいのです!)
下処理などもとても気持ちよくやってくださいます。
(小さいヤリイカの下処理までしていただいていつも大変恐縮しています、、)
庭あそスタッフの忍さんも「カネモさんの魚は新鮮だからお刺身でも焼き魚にしてもなんでも美味しい!」と絶賛していますし、私の友達のお母様は「おいしい魚がたべたいときは遠いけど車でカネモさんまでわざわざ買いに行くよ、浜松でいちばんおいしいとおもう」と私の身近なところでもカネモさんファンが何人もいます。
ここに住んでから地元農家の安くて新鮮でおいしい野菜(味ももちろんですが、東京で買っていた野菜より日がたってからの元気がぜんぜん違うのです)と、いい魚が徒歩圏内にあるので毎日料理するのも楽しく、食べるときもなんて豊かな食事なんだろうと心の中で手をあわせています^^
こうやって楽しみながら自然に「地産地消」で地球にやさしい生活ができることもうれしいですし、東京に住んでいたときより日々の食事を大切にしておだやかな気持ちになれることで心に余裕ができて心身の健康までにつながっていってるような気がしています。
今日はカネモさんでこんなものが売ってました。
みなさんは「どうまん」という浜名湖でとれる希少?貴重?な蟹をご存じですか?
正式名称はノコギリガザミというそうで、全国的にも限られた地域でしか生息していない貴重なものだそうです。
一年でも店頭に並ぶにはごくわずかなんです。
地元のひともあまり食したことのないレアな蟹ということですが、私は2回食べたことがあります笑。
身自体はそんなにないのですが、とにかく味が濃ゆいのです。
こうやって浜名湖の海の幸を日常使いできるおかげでQOL(生活の質)が爆あがりしてくれるほんとうにありがたいお店です。
さて、昼間カネモさんで買ったマグロのカマをニンニク醤油つけしておいたので夜グリルで焼いて食べるのが今から楽しみだなあ^^;