2021.12.03
地域のホットスポット
静かな湖面の光を眺めながら..
浜名湖の数あるホテルや旅館で以前から私がずっと気になっていた宿がありました。
月の名勝地 「割烹旅館 琴水」
「月の名勝地」って?
HPを開くとトップ画面には凛とした風情の写真とともに「日本人たちが愛した旅館」と書かれ、泊まった客人として今村昌平、木下恵介、志賀直哉、里見 弴、小津安二郎、、と錚々たる文化人が名を連ねています。
私が今書いている「奥浜名湖の魅力~ここで暮らしたい」というこのページは、庭あそで手掛けてる「リノベーション」事業の中にあります。
現在とある本格的な庭あそリノベーション案件が水面下で進行中でまだその全容はお見せできないのですが
こんなかんじで部屋の中からも
外のベランダに出ればこのような奥浜名湖の奥の方までが見渡せるすばらしいロケーションなのです。
その現場に行く途中で
ずっと気になっていた「琴水旅館」の看板を見つけたのです!
勇気を出して中に入り旅館の中を見せていただくことはできますでしょうかとお願いしてみましたところ、女将さんにこの日時でしたら、と快くお受けしてくださいました。
お部屋の名前が「みっかび」
他にも「つづき」などこのあたりの地名をお部屋の名前にしたのは40年ほど前にこの旅館をご贔屓にして何度も宿泊された今村監督からのご提案で、なんと奥様がお部屋の札を掘ってくださったのだそうです。
細部にわたるまでこだわり抜いてしつらえたであろう調度品が、館内全体のほどよい張りつめた空気を演出しています。
そしてなんといってもこの旅館のすばらしさは部屋からみえるこの浜名湖の景色でしょう。
「全室から浜名湖を一望でき、落ち着いた和の空間。 ゆっくりと大切な人と大切なひと時を過ごす。都会の喧騒から逃れたい。創造に集中する時間がほしい。
かつての文豪や映画監督たちはそう言って、浜名湖に浮かぶ月を見ながら作品の構想にふけっていた。」
↑このコピーは「琴水旅館」のHPにあったコピーです。
月が湖面に浮かぶ風景も幻想的できれいなんでしょうね。。
女将さんの話ですと
” 湖面の光を見ていると空からも頭の中に光が下りてきて私はその光で浮かんだものを代筆するだけ “
と仰ってた方がいらしたそうです。
なんて素敵なお話なんでしょう♡
宿からでて庭をおりていくとすぐ目の前に奥浜名湖が広がっています。
私が知っている浜名湖の湖面の中でもっとも穏やかでやさしい表情をしているかもしれません。
なんでもこの旅館の後ろにある山が盾のようになって、風が強い日でもあまり風を感じないのだそうです。
これは館内に掛けてありました風水の何かが書かれているものだそうです。
その昔宮大工が旅館を建てていた時代は、場所を選ぶときに必ず風水のようなもので場所をみてから建てて、この旅館もそのようにして建てられたそうです。
この旅館には文化人の他に会社の経営者なども宿泊されるそうですが多くの方が風水の知識があり、仕事の重要な決断にも風水を使われているそうです。
そんな風水の知識がある方たちがこちらの風水の額に気づかれ、浜名湖に面して裏が山であるこの旅館の立地が風水的にもパーフェクトだといわれるそうです。
だとしたら今庭あそが手掛けているリノベーションの場所も風水的にも最高で、窓の外の湖面のきらきらの光を眺めていると空から何かが頭の中におりてきて宇宙につながる瞬間を体験できるかもしれません!
みなさんに庭あそのはなれ(と呼んでいます^^)をご紹介できるのが今からとても楽しみです♪