自然豊かな、隠れ家的な場所に、
素材感あふれるエクステリアの空間を作りました。
長く使っていく中で、味が出てきて
経年変化さえも楽しめるような、
そんな内容です。
施工前写真。
施工していくシーンを見ながら、ご紹介します。
地盤を大きく掘削・鋤土をほどこし、
あとあと沈みが出ない様に、しっかりと砕石で転圧していきます。
水糸といわれる道具で、何点かを結び高さを確認。
水たまりなども発生しないように配慮するんです!
今回、入口付近からガレージに向かって使用するのは、
写真のアンティークレンガ。
お施主様が昔に仕入れたもの。
本物のイギリスアンティークレンガです!
記念五輪のマークが刻まれた耐火レンガ。
今ではとっても貴重なこの五輪レンガが、ごろごろと
混じっているのにはビックリしながら・・・
ラフな仕上がりを目指して、少し大きめの目地幅をとって
並べて行きます。
傾斜しながら、ガレージへと折れていく通路。
出来るだけキッチリとならないように、
でも、デタラメに見えないように施工していくのは
ベテラン職人さんでも頭を悩ますところ・・・。
高さを見ながら、加工は手割りで進めていきます。
下の方をモルタルでしっかり固定したら、表面の仕上げには
少し砂を多めに混ぜて、粗めの目地仕上げ。
つまづかない程度の段差をもうけ、レンガの縁を少し見せることで
とても立体的に見えるんです!
アンティークレンガ好きにはたまらない、この色むら感。
価値ある素材を活かせるように、
手間ひまかけて施工。
時と共に角が丸くなり、経年変化を楽しめる
アプローチになれば本望です。
一部、ゲートの扉収納に合わせて、
アンティークレンガを延長。
こんな細いスペースでも、仮置きをしてバランスをとり
それから固定をしていきます。
どこに半割れを入れるか、
敢えて縁に割れをもってきたり、
考えても進まない直感作業!
現場作業の醍醐味!
そして、もう一つの素材。
自然石の平板。
こちらも、素材感を大切にしながら施工。
微妙に表面の色が違うため、配置を考えながら設置します。
並べて固定したあとは、縁や間に芝生を入れて、
より自然に馴染むように仕上げをしました!
目地砂を入れて完成です。
エクステリアの空間へ。
オリジナルデザインで制作したアイアンのゲートを付けると
そこはまるで別世界。
施工前のこの空間が・・・、
重量感あるゲートも付いて、見違える空間に!
オリジナルならではのこだわり!
アイアンゲートは、遠目にはシンプルに見えるよう
デザインしましたが、近づいてみると・・、
ツイストバスケットやひねりバーを組み込んでいるんです。
上についている剣先も、とってもいいアクセントに!
それぞれの個性も主張させながら、大枠では自然に溶け込ませる。
そんなエクステリアの事例でした。
素材感・世界観あるエクステリアは
niwaaso concierge へお任せください。